19.4.09

4/19/09




昨日の朝、目が覚めるとすぐに大阪に戻った。
僕の人生の大半を共に過ごした、愛犬が昏睡状態だった。

4年間の闘病生活の末、13年近く生きた。
嬉しい時も、悲しい時も、どんな時も一緒にいた。

昨夜、僕は愛犬の横で寝た。
もう衰弱しきって、目を開く事も難しくなっていた。

真夜中4時、突然愛犬が目を開いた。
僕は、ひたすら話しかけた。

お前は先に行ってしまうかもしれないけれど、絶対に、また一緒に住もう。
今までずっと弟だと思って接していた。大好きだ。

と伝えた。

すると、愛犬は僕の方を向き、シッポを大きく振った。
今までほとんど動かなかった愛犬が、必死に立ち上がろうとし、僕の方に少し進んだ。

嬉しそうにずっとシッポを振っていた。

僕は一時間ほど、愛犬と会話し、色々な事を約束した。
そしていつの間にか、眠ってしまった。

翌朝、僕の隣で母親が愛犬の名前を呼んでいた。
しばらくして、愛犬は眠りについてしまった。

僕は動かなくなった愛犬を抱きしめた。
涙が止まらなかった。

愛犬は、僕の事を待っていてくれたんだと思う。
最後に会話をして、安心して眠りにつこうと思ったのだろう。
世話のやける兄に気持ちを伝えて。

僕は幸せ者だ。


葬式は、家族でした。
家族全員で話した結果、お墓は、僕の部屋の真横にある小さな空き地に作ることにした。

愛犬が寂しくないように、いつでも会えるように。

僕は、愛犬と一緒に、強く生きようと思った。


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